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2009.06.06  マウスピース矯正ってなんだ?

「マウスピースによる矯正はやってますか」というお問い合わせをときどき受けます。

 

マウスピース?

実は歯科矯正の用語のなかにマウスピース矯正ということばはありません。

専門用語がむずかしいので、スポーツで歯やあごを保護するためにスポッとはめる器具に似ているものを仮にそう呼んでいるだけです。

でも、マウスピースという言葉で連想するものも人によってさまざまですよね。

トランペットやトロンボーンなど楽器の口に当てる部分を想像する人もいれば、ボクサーが試合中に口にはめるマウスピースを考えるひともいます。

ですので、わたしはマウスピースという言葉はあんまり使用したくないのです。

 

矯正歯科のウェブサイトなどで「マウスピース」と呼んでいるものは

①おとなの矯正につかう、歯の表面をおおう透明のカバーのような装置

(インビザライン・クリアアライナー・アクアシステム)

または

②こどもの矯正につかう 、口の中にはめる装置

(機能的矯正装置・床矯正装置・ムーシールドもこの仲間です)

などをおおざっぱに呼んでいることが多いようです。

 

お問い合わせされるかたは、口の中に固定される装置がないので

とくにお子さんの場合など負担が軽くて楽にすむのではないのかと期待されているのだと思います。

でも、装置が歯に固定されていないということは、歯の位置をきちんと精密にコントロールすることができないということです。

ですから、使用できる範囲はかぎられています。できることとできないことがあります。

歯をどのように動かさなければいけないか、きちんと決めた上で選択するのなら使える装置です。

わたしもよく使っています。

でも、使う装置を先にきめておいてから診断をするというのは、ちょっと医療ぽくないと思いませんか?

お医者さんに行ったとき、先にオナカを切るぞーときめておいてから聴診器をあてる、のはちょっとヘンでしょう?

なにが悪くてどこをどう直さなければいけないか、によって治療方針はきまってくるのです。

装置が先にくるのではありません。

装置がめだつと困る、という場合には白や透明の装置を使う方法、歯の裏側につける方法、いろいろありますのでご相談ください。

 

にこっと矯正歯科

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